コース案内
登山適期
●5月初旬:新緑
●6月中旬:レンゲツツジ
●7月から9月:花
●秋:紅葉と展望
菅平牧場を起終点とし、根子岳から四阿山へ縦走しながら時計回りに一周する健脚コース
根子岳から四阿山へ縦走
根子岳登山道入口にポストがあり、登山届の提出ができました。
根子岳へ
牧場の柵沿いに、放牧された牛やレンゲツツジを眺めながら、登って行くと東屋があり、西から北側にひらけ北アルプスの峰々が一望できました。
カメラマンにも人気のスポットのようです。



イワカガミ
分類:イワウメ科イワカガミ属の常緑の多年草
生育場所:高山帯から山地の草原や岩場
花言葉:「忠実」など
花名の由来:葉のツヤが光り、岩場の鏡に見立てたことから
根子岳
景色の良いササ原の草原を登って行くと、根子岳山頂の祠が見えてきました。
山頂は360度の大展望で、大きく浅間山も見えるそうですが、印象強い北アルプスの峰々ばかり見て来ました。

根子岳
標高:2.207m
花の百名山
四阿山へ
根子岳からの下りは「展望の世界へようこそ!」といわれているような、広い景色のササ原で、四阿山を眺めながら歩きました。
四阿山への登りは、噂の通り「キツイ」ものでしたが、時々足元で揺れるタケシマランなどの花に癒されながら、登りつめます。
やがて平坦な道になり、見え隠れする浅間山も楽しめました。
相変わらずののんびり登山で、数組の方々が追い越して行きました。

切れ落ちた山肌は、ここは日本でしょうかと思うほどダイナミックで、格好良い景色でした。







四阿山
四阿山の山頂直下では、高山植物のミヤマキンバイが群生していました。

ミヤマキンバイ
分類:バラ科シムジロ属の多年草の高山植物
生育場所:亜高山帯から高山帯
花言葉:「幸せ」など
群馬県側の水の流れを守っている西宮(「上州向き社」「上州祠」などと呼ばれている)です。


群馬県嬬恋村の山名標識と、東宮(「信州向き社」「信州祠」)です。


四阿山の山名標識と東宮
四阿山(あずまやさん)
標高:2.354m
日本百名山・関東百名山・ぐんま百名山・その他
四阿火山カルデラ外輪山の最高峰
信仰の山
360度の大展望
三角点は、山頂から150mほど北に置かれている
中尾根コースへ

中四阿(2.106mのピーク)、小四阿(1.917mのピーク)を通過していきます。


シラカバ林では再び、目の高さに、シラカバの白い幹とレンゲツツジの橙色が、楽しめました。
何度も何度も足を止めては、奥行きのある橙色を眺めました。

大明神沢
大明神沢の瀬せらぎが聞こえてくると、足元には多くの花々も見られました。

ベニバナイチヤクソウ
分類:ツツジ科イチヤクソウ属の常緑の多年草
生育場所:山地帯から亜高山帯下部
花言葉:「恥じらい」など
●本種は乾燥させて薬用としていた
大明神沢を渡ります。



菅平牧場
牛が放牧され、美しい景色を眺めることもできました。
ふれあい牧場では、ウサギや子ヤギもいました。


本コースで見られた花々



オオバミゾホオズキ
分類:ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草
生育場所:深山や亜高山帯以上の清流沿い
花名の由来:大きな葉をもち、溝(水辺)に咲き、実はホオズキに似ていることから
花言葉:「変わらぬ愛」など

オドリコソウ
分類:シソ科オドリコソウ属の多年草
花名の由来:花の形が傘をかぶった踊り子の姿に例えたもの
生育場所:野山などの半日陰
花言葉:「陽気」「快活」など
●花基に蜜がある

活動記録
天気:晴れ
スタート:5:47
ゴール:15:52
活動距離:9.9km
累積標高差:970m/970m
消費カロリー:2.953kcal
撮影枚数:350枚ほど


参考文献
●山と高原地図(志賀高原)2019昭文社
●分県登山ガイド長野県の山2017山と渓谷社
●関東百名山2019山と渓谷社
●その他

パルキャビンで登る四阿山