コロナ禍での対応について情報収集し、山小屋の予約をとりました。
洗浄や除菌消毒のシートやジェルやスプレーなどを、数種類を買い込みザックに詰めました。
シュラフも持参。
山小屋泊ですが大荷物になりました。
もちろん山小屋からも感染対策のアナウンスがありました。
それでも実際に状況を見るまでは、どうしても不安で、日帰り覚悟で登りました。
登山口では体温チェックがありました。
燕山荘の玄関前には消毒液が置かれ「消毒してから」「マスクをしてください」とお声かけしていました。
新型コロナウイルス感染症のチェックリスト提出と再び体温チェックがあり、部屋へ案内されました。
部屋は、噂の通り、2人分を1人で使えるスペースが用意されていました。
食堂は向かい側との間に、透明の厚めのシートがかけられていました。
出来る限りの接触や飛沫の感染対策はされていると感じ、あとは気をつけるのは自分だと感じました。
考えてみると、こんなにゆったりと寛げる夏の北アルプスは、この上なく贅沢でありました。
燕山荘


燕山荘の周りには、いろんな高山植物も咲いていました。
燕山荘の部屋
本館の部屋

燕山荘の食事
燕山荘の夕食


世界的なルール
・自然のものは自然のままに
・持ち込まれたモノ全て自宅まで持ち帰る
・野生動物にエサを与えない
ゴミ・生ゴミ・汁を捨てない
オーナーのお話より
「山々に響き渡るホルンの音色」と聞いた演奏は、コロナ対策で中止しているそうです。
残念ですが、ありがたいお気遣いだなと感じました。
燕山荘のお弁当


燕山荘のカフェ

秋にはケーキフェアも開催されるそうです。


燕山荘のお土産

オリジナルTシャツは、可愛らしく豊富なデザインがあり、収集を楽しむ登山者も多いそうです。
燕山荘から見た景色



天候によっては富士山も見えるそうです。


燕山荘からの散歩






憧れの『燕岳』ゆったり燕山荘泊
密や感染の不安を強く感じたのは、山小屋よりも、登山道での人との距離でした。
すれ違ったり、追い越したり、道を譲ったり、その時の息でした。
また大声ではしゃぐ子どもの息も同様でした。
広くいわれているように、コロナ禍での山行は、自分の力八分目までの山行がよいのだと実感できました。
やはりいつも首に巻くバンダナやタオルは、マスクの役目もはたし、山行中の必須アイテムでした。
収容人数を半数以下に減らした中、売上減でもお客様には和かな雰囲気が与えられる...私もそんな仕事人でありたいと、学びの場にもなりました。
贅沢な時間を楽しませていただき、ありがとうございました。