●桜平から登る最短(約10km、約4時間半+休憩時間)の人気ルート
●このコースは時計回りがオススメ
●硫黄岳はアプローチが長いため、多くの登山者は南八ヶ岳主峰への縦走とセットにする
●八ヶ岳の適期は7〜8月、6月第1日曜日に山開き、10月下旬から降雪
桜平から硫黄岳を歩いてみよう!
林道の急坂を登り夏沢鉱泉に到着です。
『おはぎあります』のイラストには、まさにホッコリしました。
お風呂にも入れるようです。

登山道に入ると、ますます急になる坂を登りました。
けれど、川の音や花々を楽しみながら歩けたので、あっという間にオーレン小屋に着いた感覚でした。


緑の香りと苔の美しい樹林帯では、ザックから一眼レフを取り出し、いつまでもいつまでも歩いていたい気持ちでいっぱいになりました。

やがてヒュッテ夏沢と山びこ山荘に到着しました。
山荘越しに硫黄岳の爆裂火口壁が見えました。



ガレたジグザグの坂は更に急坂で、西側に北アルプス、北側に浅間山などの峰々が広がっていました。
爆裂火口壁の縁を伝うように登って行きます。

振り返ると、天狗岳など北八ヶ岳の峰々が見渡せました。




爆裂火口壁の縁を、行き止まりの場所まで往復して来ました。
すると対面側の縁に、夏沢峠からの登山道や山頂が見えました。


自然の脅威に絶句です。
そして、山歩きのできる今日に感謝しました。
硫黄岳
標高:2.760m
眺望:360度
日本百高山

山頂で見られた花々は、夏の終わりを迎えていることを知らせているようでました。





広い山頂の西側に爆裂火口壁、 北側に北八ヶ岳、東側に登山口方面を見渡すことができました。
南側に見えた南八ヶ岳の峰々はとても雄々しく、いつか歩けるようになれたらいいなと、ほんのりとした憧れも大きく抱ける思いがしました。


滑りやすいザレ場を下り赤岩ノ頭からオーレン小屋へ向かい下ります。
峰ノ松目経由は、台風の影響で不明瞭な箇所などもあり、初心者は入らない方がよいそうです。


樹林帯では咲き残ったゴゼンタチバナを発見し、山の短い夏の通りゆく様を見たように思いました。
今年はコロナ禍で自粛期間などがあり、さらに山の夏は短く感じています。
山時間を大切に過ごしたいです。

どなたかが言っていた「帰りは夏沢鉱泉の自家製カレーをたべるんだぁ」の言葉にそそられ、私もゆっくり舌鼓をうってみました。
真夏の屋外で、山の緑に囲まれ、山の涼しい風に当たりながら、アツアツの自家製カレーと麦茶をいただきました。
赤岩ノ頭からの単調な長い下りの疲れはすっかり癒えました。


さて、駐車場からの凸凹の砂利道を通過するまでは、気の抜けない時間です。
気を引き締めて運転します。
桜平から硫黄岳で見られた花々

トウヤクリンドウにふれているブログ
2019-9-3木曽駒ケ岳
活動記録
天気:晴れ
スタート:5:50
ゴール:15:49
歩行距離:11.0km
累積標高差:982m/982m
消費カロリー:2.677kcal
撮影枚数:200枚ほど

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おわりに
楽しくて、11kmも歩いた感覚はありませんでした。
南八ヶ岳は男性的なイメージでしたが、男体山に比べてソロ女子や熟年ご夫婦も多く、老若男女で楽しめるコースなんですねっ♪