【菅沼から白根山へのコース案内】
平均歩行時間:7時間+休憩
歩行距離:8.6km
最大高低差:838m
トイレ:菅沼登山口手前の売店奥にあり
●日帰りの中級コース


菅沼登山口駐車場:1日1.000円
先着15台ほど300m上の駐車場に停めることもできました。
林道の緑とハンゴンソウ群生地を楽しみたかったので、下の駐車場からスタートです。

菅沼コースで『日光白根山』へ登ってみよう!


菅沼新道の樹林帯は2時間ほど歩きましたが、あちらこちらでカニコウモリが大量に群生していました。


弥陀ヶ池
【弥陀ヶ池】
●標高:2.250m
●菅沼コースの展望ポイントのひとつ

弥陀ヶ池から座禅山の斜面は、お花畑になっていて、様々な高山植物も見られました。
かつてはシラネアオイなども見られ、10年ほど前からはロープを張り、高山植物の保護を始めたそうです。




日光白根山由来の植物は沢山あるのぉ。
樹林帯を抜けた、ガレ場はさらに急坂で、スローモーションのようなスピードになってしまいました。
振り返ると、菅沼越しに燧ヶ岳も見られました。
弥陀ヶ池は、ダスティカラーのいうのか緑色に見えました。

日光白根山
日光白根山
標高:2.578m
眺望:360度の雄大な眺め
高山植物の見頃:7月から8月上旬
●日光白根山の主峰は『奥白根山』
●日本百名山、新・花の百名山、関東百名山、ぐんま百名山
●関東以北最高峰
●二等三角点
岩場を鞍部に少し下り、登り返すと山頂に着きました。
山名標識の足元には三角点もあり、こちらが北峰だそうです。
南峰には祠がありました。
この一帯ではトウヤクリンドウの蕾もチラチラと見られました。

私事ですが、前回の登頂記念写真は、会社でお客様向け通信にもとりあげられ、記事も書かせてもらったことからも、この山頂は心に残る場所です。
登り返しの岩場がこわかったことや、山名標識のこの岩に登るなんて考えられなかったことを思い出します。
あれから二年間、ほぼ休み毎に山に登り続け、少しずつ山に馴染んできている自分を嬉しく思います。


五色沼避難小屋への下りは、一面にお花畑が広がっていました。
ハクサンフウロやトリカブトなども咲いていました。
コマクサも咲いているそうですが、気がつきませんでした。
遠くにはマルバタケブキが群生しているのも見えました。



スリップや落石に注意じゃ。
ここで急な雨に降られ、五色沼避難小屋で少々の雨宿りをしました。
そしてズブ濡れになりながら、五色沼に出ると、雨は上がり、日光側には青空も見えました。
ゴールまでにもう一度雨に濡れましたが、かえって涼しく歩くことができました。
五色沼
【五色沼】
●標高:2.175m
●時間によって様々な色合いを見せる、エメラルドグリーンの美しい沼
●五色沼周辺のシラネアオイも、鹿の食害や大気汚染などにより、現在ではほとんど見られなくなってしまった

沼のほとりは、ガンコウランの黒い実を見つけたり、石畳が敷かれている場所もありました。

弥陀ヶ池を経由し往路を辿りゴール。




菅沼コースで咲いていた花々

活動記録
天気:晴れのち曇り時々雨
スタート:6:01
ゴール:15:13
歩行距離:9.2km
累積標高差:956m/955m
消費カロリー:2.813kcal

地図画像クリックで、この時のYAMAPの投稿が見ろれます。

ロープウェイで登る日光白根山
参考文献
『改訂版日本百名山地図帳』山と渓谷社/2020
『ぐんま百名山まるごとガイド』上毛新聞社/2007
山と高原地図『13日光』昭文社/2019、他