群馬から片道約4時間かけて行く山。
累積標高差約1.300m、歩行距離約13km。
頑張れば日帰りも可能かもしれませんが、ゆっくり山時間を楽しみたくて。
ブナ林の紅葉
登山口では秋の花々がチラチラと、登山道に入ってからはキノコの発見を、楽しみました。


標高を上げていくにつれて、木々の葉は黄緑色から黄色へ、やがて真っ赤に包まれていきました。
標高1.300mから1.600mあたりのブナ林では、足が止まってばかりでした。


水場を過ぎると緑色の針葉樹林帯で、お花畑の湿原からは視界も開け草紅葉のかなたに遠くの山々が一望できました。
山肌を染めるポヤポヤとした紅葉が、とても可愛らしく思えました。山のてっぺんには駒ノ小屋も見えました。

駒ノ池
駒ノ小屋手前にある駒ノ池は、いろんな景色を映してくれました。



駒ノ小屋
駒ノ小屋は、寝具付き素泊まりの有人小屋です。
玄関には消毒液が置かれ、検温やチェックリスト記入を済ませてチェックインをしました。
宿泊者が自由に使える水は、雨水をタンクに貯水したもので、飲用には煮沸してとのことでした。
また今は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、鍋の貸出は行っていないそうです。
その他、諸々の説明を聞いて、部屋へ。


まずは荷物をデポして会津駒ケ岳の山頂へ、片道1㎞弱の散歩を楽しみました。


小屋に帰り少し早い晩ごはんを済ませ、ランプに灯がともる時間には炊事棟に行って、インスタントのカフェオレで一休みをしました。
「差し入れだよ」と柿やリンゴなどの果物や、「食べてほしい」とチョココーティングでアーモンド入りのイチジクを、いただきました。

「キリンテにくだると稜線がイイよ~」
「あそこは地域人気の温泉ですよね」
「コースタイムより山ごはん」
ワイワイ・・・ワイワイ・・・。
小屋泊の方々の団らんの輪は、どんどん広がっていきました。
ランプに灯のともるこの炊事棟で過ごす時間は、駒ノ小屋泊の魅力が詰まっているとのことです。
消灯近くなると、仕事を終えた小屋の方とのお話が楽しめるのだそうです。
そして何度も何度も何年も何年も、駒ノ小屋に足を運ぶのだそうです。


午後7時を過ぎ、8時の消灯前には布団に入りました。
深夜に時折聞こえてくるイビキも、静かな山の「夜の音」のようで、なんだか心地よく、朝5時まで眠りました(私の方が騒音を放っていたのかもわかりませんが・・・)。

朝もまた、夜が明けるまでは、ランプに灯がともされました。
それぞれに朝ごはんの時間を過ごし、そして散り散りの1日がスタートしていきました。
私も荷物を駒ノ小屋に預け、朝散歩に出かけました。

会津駒ヶ岳

会津駒ケ岳
標高:2.133m
山名の由良:残雪期に残る雪が、駒のカタチに見えることから
●一頭三角点
●日本百名山、花の百名山、新・花の百名山、その他
会津駒ケ岳から中門岳は、広い湿原の稜線歩きでした。
お花畑では、高山植物たちが、ドライフラワーのようになって、風に揺れていました。
点在する朝の池塘には、氷の張っているところもありました。




そして、駒ノ小屋で置いて来た荷物を背負い、来た道を辿り、下山しました。

会津駒ヶ岳の活動記録
天気:晴
スタート:7:17
ゴール:翌14:37
歩行距離:14.7km
累積標高差:1.354m/1.354m
消費カロリー:3.923kcal

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おわりに
ゆっくりのんびり山時間を堪能することができ、沢山の癒しをいただきました。
ありがとうございました。
この日記を書くにあたって、キノコのことや、その他いろいろ、教わりました。
ありがとうございました。