菊の鑑賞といえば、伝統のある上流な老後の趣味で、私には余り関係のない印象ですが、『菊名人による菊の展示』もあると聞いて、興味が湧きました。いったいどんな菊なのでしょうか・・・。
ともかく!
『ながめ公園』へ行こう!
【目次】
菊のマメ知識
『関東菊花大会』のマメ知識
関東菊花大会開催中の『ながめ公園』レポ
『ながめ公園』の情報
まとめ
菊のマメ知識
- 日本の国花で、天皇・皇室の紋章、パスポート、50円硬貨などに使われている。
- キク科キク属の多年草
- 花言葉:高貴
- 原産国:中国
- 薬草や鑑賞用として伝来した。日本で菊の栽培が盛んになったのは、イネの栽培と似ていることが影響されたとの説もある。
平安時代から明治時代まで旧暦9月9日に菊の節句が行われ、現在では皇室園遊会として継承されている。各地では愛好家らによって品評会が開催されている。
関東菊花大会開催中の『ながめ公園』レポ
入り口付近で「こうやって支えをしているんだよ、風が凄いからね。朝からかけて、ここからここまでやったんだ。綺麗げになったろ。」と話しかけられました。いやいや元を知らないんで・・・と思いながら「そうですね。」と答えましたが、花たちはきっと、このおじさんのおかげで喜んでいるはずでした。この日は台風の影響で、園内も荒れていたんです。
園内ではやはり、大きな菊にそそられました。
大菊の花の直径は20cm前後で、一枝に対して一輪だけ残して仕立てるそうです。圧物は、こんもりと整然と花弁が並んでいます。
見るからにふわふわっと、大きなマシュマロで、私にとっては『これぞ菊!』です。
大菊の管物(くだもの)は、管弁(くだべん)という管状の花弁が、放射状に伸びているものをいうそうです。
花火のようで、でもなんだか可憐で魅力的です。
菊人形は、時代物に飾られていました。歌舞伎役者のものもあり、ご夫婦が微笑ましく眺めていました。
小菊は蕾を摘蕾せず仕立てていくそうですが、浦島太郎のような昔話の一コマに出てきそうな、小菊なのに小さな高さなのに、大きさを感じる作品ばかりでした。
『菊名人による菊の展示』はというと、台風の影響で観ることはできませんでした。ほとんどがネットで覆われていたり、片付けられていたりしました。
この門構えは、とても品の良い歴史がありそうでした。後で余興場が劇場だと知って、なるほどと思いました。
『関東菊花大会』の情報
毎年秋に開催されている菊の展示会。
大菊三本仕立て・盆栽菊・懸崖菊など1.100鉢が展示されるほか、菊人形も出迎えてくれる。
菊花寄席・映画上映・フォトコンテスト開催・物産品販売など、様々なイベントも行われている。
- 期間:10月下旬から11月下旬
- 会場:ながめ公園
- 入園料:400円
- 問合せ:群馬県みどり市役所産業観光部観光課内 関東菊花大会実行委員会
『ながめ公園』の情報
- 名前の由来:高津戸峡の眺めがいいから(園内では、春にはツツジ秋には菊も咲き誇る)
- 駐車場:あり
- トイレ:あり
園内にある『ながめ余興場』は、昭和12年に建てられた本格派な劇場。650人の収容でき昭和20~30年頃には大賑わいだった。使用や見学も可能。
- ながめ余興場見学料:300円
- 問合せ:ながめ公園へ
『ながめ公園』への地図
まとめ
公園の所々に目を引くものがあり、ここに来たら『ながめ余興場』も見学すべしと思いました。このシーズン中、他にも2か所の菊の展示場へ行きましたが、こちらが1番の見ごたえがありました。
