滞在時間は1時間!さてどうしよう…と、観光案内所で相談すると草津と言えば『湯畑』とのことで、早速!
『湯畑』へ行ってみよう!
朝9時の湯畑です。
以前来た時よりも、硫黄の匂いはかなり薄かったのにはビックリでした。
朝一番だからなのか、いやいや温泉は湧き出ているのだから時間は関係ないだろう、などと思いました。
もくもくと湯気があがり、枝豆豆腐のような綺麗な色と列です。
周囲に足湯もありました。
滞在時間にゆとりがなかったので、手だけですが入れてみると、まったりとろんとした湯で、絶対にまた来ようと思いました。
このゾーンも撮影人気で、朝一番でも歩道が渋滞でした。
エメラルドのような綺麗な色と岩肌の硫黄と思われる重なりに、私も時間を奪われました。
『湯畑』の情報
石垣内の広さ:1.112㎡
温度:52℃
湧き出る湯量:毎分4.040ℓ
湯釜の長さ:40m
湯釜によって、高温の温泉を冷まし浴場などへ供給している。
産物の湯の花は土産物として人気。
湯もみと踊りショー:通年(おとな600円)チケット販売開始9:00~・15:00~
湯もみ体験:毎週土日祝11:30~14:00(小学生以上250円)
『湯畑』の歴史
明治20(1887)年に接地された湯釜は、『湯の花』を採取する畑として、そのことから『湯畑』という呼び名が定着。
江戸時代には「大地」「湯の花の池」とも呼ばれていた。
享保11(1726)年と寛保3(1743)年、徳川吉宗がここから温泉を汲み上げ江戸城まで運ばせ入浴したことから「将軍御汲み上げの湯」ともいわれた。
湯畑を囲む石柵は、昭和50(1975)年、岡本太郎代表の現代芸術研究所によって設計された。
平成29(2017)年10月文部科学大臣から『名勝』に指定された。
『湯畑』への地図
草津町指定文化財『白旗源泉』
白旗源泉を覗くと、やはり綺麗な湯の色で、この色は天然温泉だという証拠だなぁと思いました。
建久4(1192)年、鎌倉将軍頼朝公が浅間山六里ヶ原の巻狩の折、この草津まで騎馬を進め、あれはてた源泉地を改修しみずから入浴されたと伝えられる。明治20年白旗の湯と改称された。
草津教育委員会 草津温泉観光協会の看板より抜粋
『白旗源泉』への地図
『光泉寺』
季節の花もみたいので、ひと足伸ばすことにし、『光泉寺』でお参りをしました。
鐘をつき、御朱印と御朱印帳を買いました。
シャクナゲが一本咲いていました。
「え?1本?なんで?」と思ったのは、案内されたのは白根神社で、私が来たのは光泉寺だったからです。
このブログを書くまで、自分の勘違いに気付かなかったのには、我ながら「またか」と呆れてしまいます。

小さなお地蔵様が沢山あって、奥には庚申様もありました。
『芭蕉句碑』
この石は『芭蕉句碑』だそうです。
うっすらと文字が掘られているのがわかりました。
寺の方によると、あえてこのまま保存しているといった説明でした。
山なかや菊は手折らぬ湯の匂ひ
芭蕉が『奥の細道』の旅の途次、加賀の山中温泉で詠んだ名句で、山中温泉と並んぶ名湯草津温泉の効能をたたえたものと思われます。
(草津町教育委員会による看板を引用)
『遅咲如来』
『遅咲如来』は、たわわな屋根がとても見事でした。
草津町指定文化財『釈迦堂並びに本堂』
釈迦堂は元禄16年、江戸の医師外嶋玄賀(そとじまげんが)は夢に、藁屋二間四面の堂に安置せよとの仏のお告げを見て、草津入浴の折、この地に釈迦堂を建て安置した。
本尊は奈良東大寺の公慶上人(こうけいしょうにん)の作。
草津町教育委員会の看板より
『光泉寺』への地図
おわりに
1時間で見るには時間が足りなさすぎでした(笑)。もっとゆっくりじっくりと楽しみたい場所です。
