緑を横目に、ぐるぐると山を登り
坂東十六番札所 五徳山『水澤観世音』に到着
五徳山とは、山の五つの徳を讃えた山号だそうです。

水澤寺本堂(観音堂)
天明7年(1787年)の造りで、掘り抜き彫刻になっているとのこと。
本尊十一面千手観世音菩薩が安置されているそうです。
この「坂東十六番 本堂 千手観音」の御朱印をいただきました。
群馬県指定重要文化財『六角二重搭』(開運六地蔵)
こちらも天明7年(1787年)の造り。
内部の六地蔵尊(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅堂・人間界・天神界)を、左回りに三周回転させるという参拝方法でした。
二階は大日如来が安置されているそうです。
「六角堂 六地蔵尊」の御朱印です。
読み方は「奉拝 上野国 南無六地蔵尊 水澤寺」とのことです。
金剛界大日如来の下に、右から金剛願、金剛賽、金剛悲、金剛憧、放光王、預天賀が印され、六角堂そのものを表したものだそうです。御朱印は番号札で待つことができ、待ち時間は、平日夕方で15分程度だったと思います。
なんだか今風だなと、御朱印初心者の私は、番号札に衝撃を受けてしまいました(笑)。
鐘楼堂
昭和50年(1975年)に完成した、大和の鐘(たいわのかね)。
十二支の守り本尊
ご自身の干支の守り本尊にお参りすることで、開運招福・諸願成就が得られると言われているそうです。
七福神

龍王辨財天
霊泉の中央に辨財天
渋川市指定天然記念物「水澤の観音杉」
樹齢推定約700年、目通り周囲5.14m、高さ38mの巨木で、昭和53年9月に指定された。(平成19年渋川市教育委員会)
画像右下の看板参照
観音杉の右手の池に、なんとも可愛らしいお顔で
この日、スマホやカメラでの撮影で人気を集めていた、お昼寝猫(笑)。
『水澤観世音』の情報
坂東三十三番札所中第十六番 天台宗 水澤観世音は、千三百有余年の昔、推古天皇・持統天皇の勅願による、高麗の高僧恵灌僧正の開基であり、五徳山 水澤寺の名称は、推古天皇の御宸筆(ごしんぴつ)の額名によるものです。
公式ウェブサイト〝水澤寺の歴史・沿革〟より
宗派:天台宗
本尊:十一面千手観世音菩薩/秘仏
開基:恵灌僧正
創立:推古天皇の朝
ご利益:諸願成就
拝観時間:8:00~17:00
駐車場:大型30台・普通400台・二輪無制限
除夜の鐘、正月や節分の他、春には樹齢300年の枝垂桜、初夏の新緑や秋の紅葉などにも。

水澤観世音では、3箇所の御朱印をいただきました。
『水澤観世音』への地図
『元祖田丸屋』で食事
創業天正10年の、水沢うどんの大本家だそうです。
外観と内装の雰囲気が違うのでビックリしました。あの奥座敷で食事ができます。
昔のうどんは茶色かったことから誕生したという古代喜利麦を、大根おろし汁で食べる「昔なつかし喜利麦膳」1500円。しんこ餅500円。
『元祖田丸屋』への地図

おわりに
売店の並ぶ大きな駐車場に車を停めるけれど、仁王門から参拝するには田丸屋付近の駐車場に停めればいいのかなぁ…と、次への課題もできました。
それから、御朱印集めにはスタンプラリー的な楽しさもあるので、神社の神様が身近に感じられ、歴史に触れたり、こんな私でもご縁を繋いでいただけることに深く感謝いたします。
今後の人生も、上を向いて歩けそうです。
