『至仏山』は蛇紋岩質であるとともに、標高2.000mを超える寒冷気候のため、特有の植物が分布し、氷河時代の生き残り植物や珍しい蛇紋岩変形植物なども見られ、全国でも有数な高山植物の宝庫となっている。
2007年上毛新聞発行『ぐんま百名山 まるごとガイド』より参照
日本百名山・花の百名山・ぐんま百名山の『至仏山』に登ってみよう!
●靴底についた外来植物の種子を落としてから入山しましょう。
●ゴミは必ず持ち帰りましょう。
●湿原には踏み込まないようにしましょう。
●動植物は持ち込まない・持ち帰らないようにしましょう。
尾瀬入山にあたって『尾瀬でのルール』より
『至仏山』レポ
7:41 東面登山道入り口からスタート
途中から少しでも晴れ間が見えますように☆と祈りながら、いざ!
こちらから『至仏山』山頂までは登り専用でした。

水たまりやぬかるみにも注意じゃ。


ビューポイント
振り返るべし!
休憩のできるベンチが所々に点在し、そこから振り返ると標高を増すにつれて、昨日歩いた尾瀬ケ原と燧ケ岳の眺望が広々と見えていきました。
蛇紋岩の鎖場は3箇所あり、最初の鎖場です。
高山植物を保護するための階段だそうです。
11:02 『至仏山』山頂
山頂から360度の眺望を堪能
「わぉ!」感嘆の声がもれてしまいました。
紅葉も始まっていました。


登山道にはトイレがないので、体調管理には要チェックです。
蛇紋岩に囲まれて、至福のカメラ遊びも堪能しました。


よいこらしょっ♪


うっすらと見えている『小至仏山』を目指し、絶景の尾根を歩きます。
「花の山旅」といわれ、高山植物の種類が特に多く見られる地帯だそうです。
12:45 『小至仏山』山頂
山頂は狭いので素早く記念撮影し、次の人に交代です。


雨も降ってきたので先を急ぎます。

絶景続きですが、急坂あり足元に注意しながら、鳩待峠に向かって下山していきます。
植生保護のため登山道を外さないように歩きます。
再び「花の山旅」といわれる地帯で、季節にはオゼソウやホソバヒナウスユキソウ(エーデルワイスの仲間)なども見られるそうです。

夏にはワタスゲの綿毛が美しいそうです。



15:08 鳩待峠にゴール
『至仏山』まとめ

2日間のアクセス(YAMAPスクリーンショット)
1日目:尾瀬ケ原・山の鼻小屋←よろしかったらどうぞ。
2日目:至仏山
『東面登山道入口』への行き方
尾瀬第一駐車場からシャトルバスに乗り、鳩待峠で下車。
トレッキングコースを山の鼻に向かって3.8㎞(約1時間30分)歩くと到着です。
『尾瀬第一駐車場』への地図
『至仏山』の感想
『至仏山』のコース情報から、距離があるため「中級者向け」だが、足場は「一般向き」と考えました。
リハビリ登山にピッタリと思い選びました。
ゆっくりと色んな場所を歩くことは、筋力バランスを鍛えるのにとても役立つからです。
秋の『至仏山』も流石の眺望で、ぜひ夏の『至仏山』で「花の山旅」も堪能してみたいと思いました。